希少品種茶の通販(通信販売)産直(産地直送)

９４％をヤブキタが占める
お茶の栽培品種のほとんどはヤブキタ（やぶきた）が占めています。
平成１１年の静岡県における茶園の*品種化率は９６．２％に達し、品種化された茶園の９４．１％がヤブキタ（やぶきた）です。

＊品種化率： 茶園に植えられた在来種以外の茶樹の割合

ヤブキタは品質に優れ、味と香りは茶業界の標準になっています。
お茶の善し悪しはヤブキタを基準に決められ、他の品種独特の香味は嫌われることが多くあります。

また、ヤブキタの収穫期は霜の害が無くなる頃と重なり、結果的に早く収穫できるため商品価値も高く栽培品種がやぶきたに著しく偏ってしまいました。

そのため、収穫適期が短い期間に集中し、摘み遅れによる品質の低下が生じたりお茶の味が画一化され、嗜好品としての魅力が下がった等の弊害も指摘されています。
現在、茶業試験場をはじめ試験研究機関では、やぶきた以外の品種の開発普及に特に力を入れています。　

個性的な品種
ヤブキタ以外の品種には、個性的で香味に特徴のあるものが多いです。

ただ、市場価値がヤブキタに比べて低いことや、植えてから収穫できるまでに数年掛かるため、なかなか普及しません。
また、栽培量が少ないことで、殆どがやぶきたに混ぜられてしまい、単独で流通することがあまり有りませんでした。

しかし、希少品種茶作りにチャレンジしている熱心な農家もおります。

「静岡茶いち」の契約農家である山田隆秀さんもその一人で、ヤブキタ以外の品種の栽培に非常に熱心に取り組んでおり、栽培品種は９品種にもなります。

当店では、山田隆秀さんの作った希少品種の中で、収量、品質的に安定してお届けできる６品種をセットで販売いたします。

まさに希少品種
いずれも、全国の茶生産量の１％に満たない稀少価値の高い品種で、しかも、それぞれ個性豊かな特徴を持っています。

この希少品種をブレンドして、世界で一つしかない自分だけのオリジナル茶を作ってみるのも楽しいですよ。

※栽培面積が限られておりますので、生産出来た量だけの販売となります。
※その年のお茶の出来次第で販売価格が変わる場合があります。
※各品種単品でご希望のお客様はご相談下さい。それぞれ単価が違ってきます。