正式には、蒸し製の玉緑茶と言いますが、外観の丸い感じからかぐり茶と呼ばれています。
また、九州では釜炒り製の玉緑茶と区別するため、蒸しぐりとも呼んでいます。
最近では伊豆地方のおみやげとして定着し、伊豆を訪れ飲んだりお買い求めになった方もいるでしょう。
輸出用に開発されたお茶
このぐり茶、元々は、大正末期から昭和初期にソビエトへ輸出するため、中国や九州の釜炒り茶にならって作られたのが始まりとか(玉緑茶という名称も、1932年茶業組合中央会議所の懸賞募集によって付けられた名前です)、その後、北アフリカ、中央アジア等への輸出向けとして作られ続けたお茶が、輸出が衰退すると共に、国内に向けられるようになったものです。
現在、ぐり茶は静岡県と九州各県で生産されていますが、静岡県では一時生産量が10トンと、静岡のお茶の生産量全体の0.02%まで落ち込んでしまいました。
しかし、近年、伊豆の名物として販売され、観光で訪れた人たちにその美味しさが伝わり、平成15年には258トン生産量全体のの0.63%まで生産が増えてきました。
「静岡茶いち」の地元、榛原(はいばら)町でもかなりの量が生産がされており、静岡県東部方面に出荷されています。
製法と味わい
ぐり茶の製法は、煎茶と似ており、蒸して、揉みながら乾燥するのですが、最後の“精揉”と呼ぶ、葉を伸ばす工程を省略し、勾玉のような形に揉み上げるのです。(精揉工程でお茶の苦みが増すといわれています)
当店のぐり茶は深蒸しなので、葉がやや細かいのが特徴です。
また、九州で作られているぐり茶に比べてやや煎茶に近く、よんこん(ヨンコン)とも呼ばれています。
味は、基本的に深蒸し茶に似ていますが、苦みが少なくまろやかです。
リピーターのお客様が多いお茶で、「昔のお茶の味がする」とおっしゃる方もいます。
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苦みの少ないマイルドな味が特徴のぐり茶に、甘い香りの火入れをしました。
急須で、深蒸し茶と同じように淹れて下さい。
農家の高齢化のため、地元原料の確保が出来なくなってしまいました。残念ながら生産を中止させて頂きます。 |
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