急須で淹れたお茶の大部分はお湯ですので、とても大事だと思います。
ただ、あまり神経質になる必要はないと思います。
当店では、官能検査に使用するお湯を含め、水道水をそのまま沸かして使用していますが(一般的な環境でお茶をみる為でもあります)、問題なくおいしく淹れることが出来ます。
ただ、カルキ臭、金属臭などの異臭には十分気を付けて下さい。(
たとえ、最高級のお茶を最適に淹れても、少しの異臭で、味が台無しになってしまいます。人は味より香りに敏感なようです。
お湯の沸かし方ですが、まず、水道の蛇口を勢いよく開け、たまっている水をよく流し出します。しばらく洗い物をした後の水など最高です。
朝一番の水はどういう訳かカルキ臭が強く、その水を長時間煮沸してもカルキ臭が消えにくいようです。
(もっとも、カルキ臭の強い地域にお住まいの方は浄水器を利用していると思いますが・・・)
当店では、瞬間湯沸かし器で沸かしたお湯をさらにヤカンで沸かしているのですが、沸騰したらヤカンの蓋を取って3分間そのまま沸かし続けることがポイントです。
蓋を取らず沸かすと、どういう訳か、逆にカルキ臭が強くなることも確認されております。
そうかといって、少量の水をヤカンで長時間沸かすと金属臭が強くなり、まずいお湯になりますので気を付けて下さい。
当店でも、最近は電気ポット(家庭用です)を使用するようになりました。
通常の使用方法で問題ないのですが、カルキ臭が気になるようでしたら、沸騰後、蓋を開けてカルキ抜きをすると良いようです。(安全には十分配慮して下さい)
また、ポットの注ぎ口にカルキ臭の強いお湯がたまっている場合が多いので、しばらく注がなかった場合は、最初のお湯は必ず捨てるようにして下さい。 |