“新茶”という言葉は、いろいろな使われ方がされているので、一概には言えませんが、だいたいは新米と同じように、昨年生産されたお茶に対して、今年出来たお茶に使う名前です。
お茶は一年に4回生産期があるのですが、通常は、四月から五月に出来る“1番茶の新茶”に対して使いますので、新茶が当たり前になってしまう七月過ぎからは、あえて“新茶”と呼ばないのが普通です。
お茶の生産量と消費量は、ほぼ同じなため、一年経つと大方新茶に置き換わるサイクルが、お茶業界全体で出来ているといってもいいでしょう。
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また、新茶の時期にしか味わえない“新茶の香り”と呼ばれるさわやかな香りがあります。
新茶の季節四月五月に、この香りを大切にするため、特別な仕上げ加工(火入れ)をする場合があります。(
「静岡茶いち」では、「別作天」がこのお茶です)
一部のお茶やさんでは、このような仕上げ加工をしたお茶のみを新茶と呼んでいることがあり、新茶の時期にだけ販売しているようです。
そのため、新茶は一年中あると言えばあるのですが、無いと言えば無いのです。
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